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ANA国内線飛行機内でデジカメやスマホは使える?電子機器の使用制限について詳しく調べてみた

飛行機の中で使える電子機器について皆さんはちゃんと把握していますか?

 

デジカメって機内で使えたっけ?スマホって使っちゃダメなんだよね?

Bluetoothのイヤホンは使える?ゲームはやってもいい?

 

意外としっかり覚えている人は少ないのではないでしょうか。

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© alexbrylovhk – Fotolia

 

航空機内でに電子機器の使用については、国土交通省からの告示に沿って「使用が制限される時期」「航空機の運行の安全に支障を及ぼすおそれがあるもの」について各航空会社ごとに細かく基準が決められています。

 

安全で楽しい飛行機ライフを堪能するためには、決められたルールをしっかり守るのも大切です。

 

私は飛行機内での電子機器の取り扱いについては制限があったのは知っていましたが、詳しいところまで理解していなかったのが本音です。

先日飛行機に乗ったところ、以前よりだいぶ使用制限が緩和されているように感じました。思っていたより、機内で使えるものが多くなっていたのです。

 

これを機に、ANAの飛行機に乗る際に使うことができる電子機器(パソコン、スマホ、タブレット、デジカメ、携帯ゲーム等)について調べてみたので紹介したいと思います。

 

※この記事は、ANA国内線航空機での電子機器等の使用制限について書いています。ANA国際線、JALや他航空会社の使用制限とは異なる部分があるので各航空会社の制限をご確認ください。今後記事にしたいと思います。

 

ANA国内線航空機の電子機器利用制限

まずはANAのホームページに記載されてある画像をご覧ください。

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一見わかりやすく書かれていますが、実は細かく制限について分けられています。

これを見ただけでは、なかなか理解できないと思います。他にも機体によって利用できる電子機器が変わったりします。

 

利用制限に違反するとどうなる?

電子機器の利用制限を守らず使用することは、航空法第七十三条の四の中にある安全阻害行為にあたります。外部リンク:安全阻害行為一覧

 

機長は、安全阻害行為等をした者に対して禁止命令を行うことができます。

禁止命令に従わない場合、50万円以下の罰金が科せられることがあります。(航空法第150条)

 

正しい電子機器の利用方法を知っておかないと、知らないうちに安全阻害行為を行っていたということになりかねません。

定められた利用方法を行わなかった場合、航空機の計器・無線機などに障害が生じるおそれがあります。安全な空の旅を満喫するためにもルールをしっかりと守りましょう。

 

それでは、具体的な飛行機で利用する電子機器について解説していきます。

 

電子機器等の使用制限とは 

まずこの用語について確認しておきましょう。

通信用の電波を発信する電子機器等の使用制限については、航空法施行規則第164条の15第4号で規定されていて、国土交通大臣の告示で定められています。

航空法施行規則第164条の15第4号

 航空機の運航の安全に支障を及ぼすおそれがある携帯電話その他の電子機器であつて国土交通大臣が告示で定めるものを正当な理由なく作動させる行為

 

国土交通省が航空機内における電子機器等の使用制限について報道発表資料として公開しています。

報道発表資料:航空機内における電子機器の使用制限を緩和します - 国土交通省

 

電子機器等の使用制限については

 

『航空機外の設備と無線通信を行う電子機器』

『航空機外の設備に無線通信しない状態の電子機器』

『機内の電子機器同士で無線通信を行う電子機器』

『作動時に通信用の電波を発射しない電子機器』

 

この4つに分類されます。

相変わらず法的な文章は判りにくいですね(笑)

まずは、どの電子機器がどの分類に当てはまるかを解説していきたいと思います。

 

どの分類の電子機器がどの場面で使用可能か、使用不可かは後述します。

 

航空機外の設備と無線通信を行う電子機器

航空機外の設備と無線通信を行う電子機器とは『航空機の外にある設備と通信を行うことができる状態にある電子機器』を指します。

 

具体的な電子機器は次のとおりです。

携帯電話・PHS・スマートフォン・タブレット・パソコン・携帯ゲーム・モバイルWi-fi

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(トランシーバー、ラジコン、無線式マイクも含まれますが、使うことはまず無いと思いますので深く説明はしません。)

 

通常の通信を行うことができる状態にあるガラケー、iphone、Androidスマホ、iPad、Androidタブレット、Macbook、Windowsパソコン、ポケットWi-fi、モバイルルーター等が主に挙げられるでしょうか。PS Vita 3Gモデルも対象になります。

 

いずれも、飛行機の外の設備と通信を行う状態にあることが制限の条件です。

飛行機の外の設備とは、携帯電話キャリアの電波塔や、公衆Wi-Fi等を指しています。

スマホ等は、通常状態が該当します。その他の電子機器は、モバイルWi-Fiや公衆無線LAN等に接続されている状態が該当します。また、テザリングをしている状態も該当します。

 

航空機外の設備に無線通信しない状態の電子機器

 航空機外の設備に無線通信しない状態の電子機器とは、機内モード等に設定されている状態のスマートフォン、携帯電話、タブレット、電子ゲーム等を指します。

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スマホ等は機内モードに設定すると以下の機能が停止されます。

・携帯電話ネットワーク (音声およびデータ)
・Wi-Fi
・Bluetooth
・GPS
・位置情報サービス

 

機内モードというと、すべての通信接続が制限された状態をイメージしがちですが、実は機内モードに設定した状態でもWi-FiとBluetoothは使用することが可能です。

下記のリンクはiPhone等の機内モードの設定に関するページです。

iPhone、iPad、iPod touch、Apple Watch で機内モードを使う - Apple サポート

 

機内モード設定時もWi-FiとBluetoothの接続が可能になります。実はこの状態も航空機外の設備に無線通信しない状態の電子機器に該当します。

 

航空機外の設備に無線通信しない状態の電子機器は、機内モードに設定された状態のスマートフォン、携帯電話、タブレット、電子ゲーム、または機内モードが設定され、Wi-FiとBluetoothのみ使用可能状態にしているスマートフォン、携帯電話、タブレット、電子ゲームが該当することになります。

 

機内の電子機器同士で無線通信を行う電子機器

機内の電子機器同士で無線通信を行う電子機器はワイヤレス接続によって機器同士の通信を行う電子機器を指します。

 

具体的な機器は次のとおりです。

ワイヤレスのマウスやキーボード、Bluetooth接続のマウス、キーボード、ヘッドフォン、Wi-Fi接続できる状態のパソコン、ゲーム機、デジタルカメラ、ビデオカメラ

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スマホや、パソコンにBluetoothで接続するキーボードやヘッドフォンの利用、PSPやニンテンドーDS同士をWi-Fiで接続できる状態での利用、デジタルカメラやビデオカメラをWi-Fiでスマホやタブレットに接続する場合等が該当します。

 

この機内の電子機器同士で無線通信を行う電子機器は、搭乗する航空機の機体によって使用できるか使用できないかが変わってきます。後述しますので覚えておいてください。

 

作動時に通信用の電波を発射しない電子機器

作動時に通信用の電波を発射しない電子機器は自ら通信用の電波を発信しないデジタルオーディオ機器、デジタルカメラ、ビデオカメラ、有線式ヘッドフォン、電子手帳、GPS受信機等を指します。

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自ら電波を発信しない電子機器はすべてこれに該当すると解釈していいでしょう。

 

 

以上4項目が電子機器等の使用制限に関係のある項目になります。

それでは、どの項目が、どの航空機で、どのタイミングで使用可能or使用不可か確認していきましょう。

 

航空機の種類によって使用できる電子機器が変わる

搭乗する航空機の種類によって、使用できる電子機器が変わってきます。

航空機の電波に対する耐性の強さで、区分1~3まで分けられています。

 

【区分1】通信等に必要な電波、微弱な不要電波に対する耐性を有する機体

対象機体:B787、B777-200/300、B767-300(Wi-Fi装着機)、B737-700/800、A321、A320、Q400

【使用制限無しの電子機器】

『航空機外の設備に無線通信しない状態の電子機器』

『機内の電子機器同士で無線通信を行う電子機器』

『作動時に通信用の電波を発射しない電子機器』

 

【区分2】通信等に必要な電波に対する耐性が無く、微弱な不要電波に対する耐性を有する機体

B767-300(Wi-Fi非装着機)、B737-500

【使用制限無しの電子機器】

『作動時に通信用の電波を発射しない電子機器』

 

【区分3】通信等に必要な電波、微弱な不要電波に対する耐性が無い機体

 一部のヘリコプター等

【使用制限無しの電子機器】

『該当無し』

 

このように区分されています。自分が搭乗する航空機の機体によって利用できる電子機器が変わってきますので注意する必要があります。

 

区分1の機体は『航空機外の設備と無線通信を行う電子機器』以外は使用制限無しで利用できます。

また、出発ドアクローズ前と着陸後の地上走行に移行後であれば、『航空機外の設備と無線通信を行う電子機器』も使用可能です。

 

このように区分ごとに若干複雑な使用制限となっています。今回は、ANAの航空機で利用するであろう区分1、区分2について解説していきたいと思います。

 

【区分1】 電波に対して最も耐性のある航空機に搭乗する場合

対象機体:B787、B777-200/300、B767-300(Wi-Fi装着機)、B737-700/800、A321、A320、Q400

 

区分1の航空機から解説していきます。使用できる電子機器の制限は航空機がどのような状態にあるかで変わってきます。航空機の状態を『フェーズ1~3』に分けて使用可能な電子機器を記載しています。

 

使用可能な電子機器

【フェーズ1】搭乗~出発前ドアクローズまで

『航空機外の設備と無線通信を行う電子機器』

『航空機外の設備に無線通信しない状態の電子機器』

『機内の電子機器同士で無線通信を行う電子機器』

『作動時に通信用の電波を発射しない電子機器』

 

フェーズ1は搭乗後から飛行機のドアがクローズされるまでの間で、すべての電子機器が利用可能です。通常モードのスマホも使用可能です。

通常、機内アナウンスでドアが閉鎖された旨が伝えられますので、それまではすべての電子機器が利用可能です。すべて使用可能ですが。余裕を持って機内モードにするようにしましょう。

 

【フェーズ2】ドアクローズ~飛行中~着陸後地上走行移行時の機内アナウンスまで

『航空機外の設備に無線通信しない状態の電子機器』

『機内の電子機器同士で無線通信を行う電子機器』

『作動時に通信用の電波を発射しない電子機器』

 

フェーズ2はドアクローズから飛行機が目的地の空港へ着陸し、滑走が終了して地上走行に移行した旨の機内アナウンスが流れた時点までを指します。

この間は、通常の通信を行うことができる状態にあるガラケー、iphone、Androidスマホ、iPad、Androidタブレット、パソコン、ポケットWi-fi、モバイルルーター等は使用不可になります。

 

機内モード等に設定し、航空機外の設備と通信を行わない電子機器であれば使用可能になります。機内モードに設定してBluetooth、Wi-Fi接続のみ使用することは可能です。

 

主な使用可能な電子機器を挙げると

【機内モードに設定中】iPhone、Androidoスマホ、iPad、Androidタブレット

【ローカル通信のみ】PSP、PS Vita、ニンテンドー3DS、ニンテンドーDS

【Bluetooth、Wi-Fi接続】マウス、キーボード、ヘッドフォン、パソコン

【その他】デジタルカメラ、ビデオカメラ、ウォークマン

 

機内モードにしていれば、ほとんどの電子機器が使用可能になっています。

機内Wi-Fiを搭載している機体では、Wi-Fiを使ってインターネット接続も可能です。

ANA Wi-Fi サービスのご案内 [国内線]│航空券│ANA国内線

 

【フェーズ3】着陸後地上走行移行時の機内アナウンス~ドアオープンまで

『航空機外の設備と無線通信を行う電子機器』

『航空機外の設備に無線通信しない状態の電子機器』

『機内の電子機器同士で無線通信を行う電子機器』

『作動時に通信用の電波を発射しない電子機器』

 

フェーズ3は滑走が終了して地上走行に移行した旨の機内アナウンスが流れた時点からドアオープンまでを指し、すべての電子機器が利用可能です。

機内アナウンスが流れた時点でスマホも通常モードで使用可能ですので、気兼ねなくTwitterで到着報告をしてもOKです。

 

【区分2】電波に対して耐性が無い航空機に搭乗する場合

対象機体:B767-300(Wi-Fi非装着機)、B737-500

 

区分2の機体は、機体自体の電波に対する耐性が弱い機体で、区分1よりも電子機器の利用制限が厳しくなっています。

 

使用可能な電子機器

 

【フェーズ1】搭乗~出発前ドアクローズまで

『航空機外の設備と無線通信を行う電子機器』

『航空機外の設備に無線通信しない状態の電子機器』

『機内の電子機器同士で無線通信を行う電子機器』

『作動時に通信用の電波を発射しない電子機器』

 

区分1と同じで、ドアクローズまではすべての電子機器が利用可能です。

 

【フェーズ2】ドアクローズ~飛行中~着陸後地上走行移行時の機内アナウンスまで

『航空機外の設備に無線通信しない状態の電子機器』のうち、機内モードに設定されているもの

『作動時に通信用の電波を発射しない電子機器』

 

ここが大きく異なる点です。区分2に機体は電波に対して耐性が無いため、Wi-FiやBluetooth等の無線電波が使用できません。

 

機内モードに設定しているスマホ、電子ゲームは使用可能です。電波を発しない状態にあるデジタルカメラ、ビデオカメラ、DVDプレーヤー、パソコン等もOKです。

 

Bluetooth接続のマウスやキーボード、ヘッドフォン等は使用不可になりますので注意してください。

 

【フェーズ3】着陸後地上走行移行時の機内アナウンス~ドアオープンまで

『航空機外の設備と無線通信を行う電子機器』

『航空機外の設備に無線通信しない状態の電子機器』

『機内の電子機器同士で無線通信を行う電子機器』

『作動時に通信用の電波を発射しない電子機器』

 

区分2の航空機でも、着陸後の機内アナウンス以降はすべての電子機器が使用可能になります。

 

 

判り難い人のために簡単にまとめてみます

ちょっと複雑でわかりにくいですよね。

最初に載せたANAの説明画像に手を加えてみました。

 

【区分1】の飛行機に乗る場合

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【区分2】の飛行機に乗る場合

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このような電子機器の使用制限になっています。

一見複雑ですが電波を発信するかどうかが制限の基準になっていますので、そこをしっかり把握しておけば、あとはフェーズ毎の使用制限と、搭乗する飛行機の機体を確認するだけでOKです。

 

自分の乗っている機体がわからない人は、CAさんに確認してもいいですし、座席の機内誌が入れてある場所に機体の説明書が入っていますので確認してみてください。

 

迷惑になるような使用はやめましょう

使用制限が緩和されたからといって、航空会社や周りの人の迷惑になるような使用はやめましょう。

 

自分のオーディオプレーヤーで音楽等を聴いている場合は、機内アナウンスが聞こえない場合がありますので、よく注意するようにしてください。

 

ノートパソコンや一眼レフなど、大き目の電子機器は安全上の理由から手荷物棚に収納を指示される場合があります。また、緊急時にすべての電子機器の利用が制限される場合もあります。どちらも安全上の理由ですので、指示された場合はCAさんに従いましょう。

 

まとめ

飛行機に乗り慣れている人たちなら、当たり前のように覚えていることかもしれませんが、あまり飛行機に乗ることのない人には、カメラで外の景色を撮ることすらやっていいのかわからないものです。

 

今回電子機器の使用制限について調べてみてよかったと思いました。

これで心置きなく窓からの景色を写真に撮ることができます(笑)

 

ルールを守って空の旅を楽しみましょう。

 

 

参考リンク

報道発表資料:航空機内における電子機器の使用制限を緩和します - 国土交通省

手荷物[国内線]│航空券│ANA国内線

定期航空協会