最終更新:2017年8月29日
海外旅行に行くとき、海外でもTwitterやInstagram、FacebookなどのSNSをやったり、Google mapを使って検索したりしたいですよね。
ですが、海外でデータ通信をするには、海外の通信会社を利用できるSIMを購入しなければいけません。または、海外用Wi-Fiを持っていくかですね。
これがなかなか面倒で、私はあまりやりたくありません。しかもSIMフリー端末を持っていなければいけません。
それが、簡単な操作だけで海外でもデータ通信が日本にいる時と同じように利用できる方法があるってご存知でした?
海外旅行でも国内のデータ定額をそのまま使えるお得なプランがauにあるんです。
『世界データ定額』と言って、利用を開始から24時間、海外にいても国内のデータ定額と同じように使えるサービスです。
980円/24時間で利用でき、しかもau STAR会員であれば、月1回の利用が無料になるというお得な海外データ通信プランです。SIMカードの交換も不要です。
今回、シンガポール滞在がほぼ24時間なので、まさに自分にピッタリのプランだと思い、利用してみることにしました。
au 世界データ定額をお得に使おう
auの世界データ定額について
auの世界データ定額は、980円を支払うだけで、国内の定額データ通信プランと同じサービスを24時間海外でも利用できるというものです。
【概要】
[世界データ定額]
auのスマホを利用している人であれば、定額料金を支払うことで、対象の国・地域で24時間、日本で加入しているデータ定額サービス等の容量からデータ通信が利用できる海外データ定額サービス
[利用料金]
980円/24時間
[利用条件]
データチャージ(無料)に登録していること
[対象地域]
アメリカ(アラスカ) | カナリア諸島 | タイ | ベルギー |
アメリカ(本土) | クリスマス島 | チェコ | マレーシア |
イギリス | サンマリノ | ドイツ | リヒテンシュタイン |
イタリア | シンガポール | ニュージーランド | ルクセンブルグ |
オーストラリア | スイス | バチカン | 韓国 |
オーストリア | スペイン | ハワイ | 香港 |
オランダ | スペイン領北アフリカ | プエルトリコ | 台湾 |
カナダ | スロバキア | フランス | 米領バージン諸島 |
※利用地域が増えるキャンペーンがさらに期間延長となっています!2017年3月1日~2017年10月10日までの期間限定で131地域が利用可能(詳細は後述)
「Wi-Fiルーター不要!身軽に海外キャンペーン」の開始について | スマートフォン・携帯電話 | au
Wi-Fiルーター不要!SIMカードの交換もいらず、設定も簡単
Wi-Fiルーターを持ち運ぶ必要もなく、SIMカードの交換等も不要、利用開始をするだけで自分のauスマホをそのまま海外で利用できます。
Wi-Fiルーターを持ち運ぶのも面倒だし、SIMカードの交換とか設定もよくわからないという人には特におすすめできると思います。
現地でSIMカードを購入する人も多くみられますが、購入に手間取ったり、売っていなかったりすることもあるようです。
現地で購入するのは、英語が話せないとなかなか買うのも大変です。
そういったリスクを負うことなく利用できるのは大きなメリットです。
利用可能な24時間を自分で設定できる
980円で24時間利用できるという安価な設定も魅力です。
何より、利用開始の時点を自分で決めることができるため、必要な時だけ利用するという使い方もできますね。
基本的には1日、2日の短期滞在向けかもしれませんが、使わないときは利用せず、使いたい時だけ利用開始をすればいいので、使い勝手はいいかもしれません。
また、勝手に課金が継続にならないように、利用開始から24時間経過すると、自動で切断されるようになっているので安心です。
データ通信量は国内で契約しているデータ定額が適用される
世界データ定額のデータ通信量は、auで契約している定額データ通信量から消費されます。 なので、海外にいても普段の利用と同じような感覚で使用できるのがいいですね。データ通信残量も、デジラアプリを見ることで確認できます。
対応している定額データプランは下記のとおり。
端末 | プラン |
4G LTEスマートフォン | データ定額1/2/3/5/8/10/13 LTEフラット、シニアプラン |
4G LTEケータイ | データ定額2/3/5/8/10/13 (VK) |
4G LTEタブレット | タブレットプランds (3年契約/2年契約) LTEフラット for Tab ds、LTEフラット for Tab |
4G LTE対応PC | LTEフラット for DATA (m) LTEフラット for DATA (m) ds |
利用開始するための設定も簡単でした。世界データ定額を利用するまでの流れを簡単に解説しましょう。
世界データ定額の利用方法
まずは海外へ渡航する前に、国内で設定しておきましょう。
データチャージに登録する
世界データ定額はデータチャージの登録が必須です。登録は無料です。
データチャージとは、自分が利用しているデータ定額のデータ量が無くなってしまたっ時に、自分でデータ量をチャージするときに利用するオプションサービスです。
データ定額に加入している人であれば、大抵の人は入っていると思いますが、自分が入っているかどうかを確認したい人は、auお客様サポートで確認するか、デジラアプリを起動して、「MENU」から「データチャージサイト」を選び、データチャージサイトが表示されれば加入していることになります。
データチャージは加入しているだけでOKなので、新たにデータをチャージしてやる必要はありませんので安心してください。
世界データ定額アプリをインストールする
世界データ定額を利用するには、世界データ定額アプリが便利です。
それぞれの利用環境から、ダウンロードしてインストールしてください。
Android™
au Marketから「世界データ定額」で検索または以下よりダウンロード
iOS
App Storeから「世界データ定額」で検索または以下よりダウンロード
インストールすると、初期設定が行われますので、画面に従って初期設定を行ってください。
ネットワーク設定を確認する
次に、端末のモバイルネットワークの設定を確認します。
Androidスマートフォンは、設定画面の[モバイルデータ通信]→[ネットワークモード]を[自動]に設定します。auの解説では[データローミング]もオンに切り替えるように説明されていて、ちょっと不安を覚えますが、auの案内には「データチャージに加入されている場合、渡航時に「利用開始ボタン」を押すまでは、料金が発生することは絶対にありません」と記載されているので、問題は無さそうです。変な請求をされたらしっかり解説通りにやったと言ってやりましょう。
iPhone等のiOSは、設定画面の[モバイルデータ通信]→[通信のオプション]→[ローミング]を音声通話ローミングとデータローミングをオンにします。
グローバルCDMAはオフのままでOKです。
詳しい設定方法は、世界データ定額アプリの[MENU]→[ガイド]→[ご利用方法]から、各機種の設定方法を見ることができますので、確認してみてください。
以上で国内での設定は完了です。
旅行先の海外で世界データ定額を利用する
実際に海外で利用する設定も非常に簡単です。
旅行先の海外に到着して利用を開始したい時に、設定が完了したスマホの世界データ定額アプリを開きます。
念のために、飛行機から降りて、利用開始するまでの間は機内モードのままでいたほうが安全かもしれません。使いたいと思ったときに、機内モードを解除して、利用開始手続きを行いましょう。
下にある「海外で使う」のタブを開き、利用開始を押すだけで世界データ定額の利用が開始されます。押された時点から24時間のカウントが開始されるので、必要になった時点で押すようにしましょう。
これで海外でも気軽にデータ通信が利用できます。
SINタッチやSYDタッチ、海外出張などの超短期滞在にオススメ
タッチ系の修行では現地滞在が24時間以内というのもざらにあると思います。
超短期滞在でWi-Fiルーターを借りたりするのは金額的にもちょっともったいないですよね。
auを契約している人なら、980円を払うだけで対応している国であれば、国内と同じようにデータ通信することができます。auを使っているSFC修行僧にはかなりオススメです。
なにより、普段と同じような感覚で利用できるというのは、海外旅行初心者には安心感があって助かります。
もし海外から電話をしたいという人は、LINE無料通話を使うか、Facetimeで通話すればデータ通信を利用して通話をすることができます。
また、データ通信量が足りなくなった場合は、データチャージを利用してもいいですが、家族でデータ容量を分け合えるような設定をしている人は、データ容量をプレゼントしてもらうといいでしょう。
期間延長!「Wi-Fiルーター不要!身軽に海外キャンペーン」やってます
auは、2017年3月1日0:00~2017年10月10日23:59(日本時間)のキャンペーン期間中、現在世界データ定額を提供している32の国・地域に加えて、131の国と地域で世界データ定額が利用できるキャンペーンを実施中です。
世界データ定額 Wi-Fiルーター不要!身軽に海外キャンペーン | 海外で使う(au世界サービス) | au
このキャンペーン期間中、利用可能な国と地域は163になります。日本人が海外旅行でよく行く地域のほとんどをカバーして、日本と同じようにデータ通信を楽しむことができます。
かなりお得なキャンペーンがさらに延長されました。このままずっと継続してくれれば嬉しいんですがね。Wi-Fiルーターを持ち歩かなくていいのはやっぱり魅力です。
auSTARに登録していれば、毎月1回分だけ無料で利用できます
なんとauSTARの会員になっている人であれば、世界データ定額を毎月1回分無料で利用することができます。私も今回が初めての利用になるので、無料で海外データ通信ができることになります!
何回も海外に行くという人には向いていないかもしれませんが、たまにしか海外に行かないという人は、無料で海外データ通信ができるのは嬉しい特典です。
他のキャリアの海外データ通信について
ドコモやソフトバンクの海外データ通信サービスを確認してみたいと思います。
【ドコモ】
ドコモには『海外1dayパケ』というサービスがあります。
料金は980円/24時間となっています。(国と地域によっては1280円・1580円)
対応エリアは104の国と地域となっていて範囲は広いです。
ただ、通信速度制限があり、30MBを超えると通信速度が遅くなります。(キャンペーンで一部地域では通信制限無制限)
30MBなんてすぐに超えてしまいますし、国によっては料金も上がっています。
利用開始はauと同じで、自分で設定できます。
【ソフトバンク】
ソフトバンクは『海外パケットし放題』というサービスがあります。
海外パケットし放題 | 国際サービス | サービス | モバイル | ソフトバンク
どれだけ使っても1980円~2980円/日となっています。
渡航先の現地時間ではなく、日本時間(午前0時~午後23時59分)の1日を基準に課金されます。ちょっとわかりにくいですね。
日本人渡航先の99.6%をカバーしているようで、対応範囲は広そうです。
料金が高いという点と、ソフトバンク特有のサイトのわかりにくさがあり、使いにくそうなイメージです。
比較してみると海外データ通信サービスは、auが頑張っているように感じられます。auの世界データ定額はなかなかいいサービス内容なのではないでしょうか。
世界データ定額のデメリットは?
最大のデメリットはauユーザーでなければ利用できないという点でしょう。
また、利用するデータ量は、契約している国内データ定額のデータ量に依存するため、無限ではないという点でしょうか。
しかし、海外旅行で数GBも利用することは稀だと思うので問題ないかと思います。
実際に韓国(ソウル)に行って使ってみました
実際にソウルへ行ったときに使ってきました!
飛行機から降りて早速世界データ定額のアプリを起動して、海外で使うをタップします。
すると、世界データ定額の利用を開始するかどうかの確認画面になります。
エラーが出る人は、auからのSMSが届く状態になっていないと、世界データ定額が使えないようですので、SMSが届くのを待ちましょう。
利用開始を押すと、こんな画面になります。
これで接続が完了しました!
あとは24時間自分のデータ通信残量分使い放題になります。
速度を測ってくるのを忘れました・・・。次回は測ってきたいと思います。
体感的にはあんまり速くはないですね。それでも、ブラウジングやSNS利用程度であれば、まったく問題なく使える速度でした。
おわりに
海外データ通信ができる方法を探していた私にとって、auの世界データ定額はもってこいのサービスだと思います。
SIMカードの購入も不要で、Wi-Fiルーターを持つ必要も無く、980円で24時間使えるというのはなかなかお得だと思います。しかもau STAR会員だと1日無料なので、今回のSINタッチは実質無料で海外データ通信ができることになります。
Wi-Fiが普及している国であれば、それほど必要としないかもしれませんが、国内と同じように利用できるのは安心感に繋がりますよね。
auユーザーの人で、海外旅行をする予定の人は、ぜひ試してみてはどうでしょうか。