ネスプレッソ初の数量限定エイジド・コーヒーカプセルが発売されました。
販売されるのは新商品「セレクション ヴィンテージ 2014」
普段グランクリュしか飲んでいない私ですが、なんとも気になる響きではないですか。
そもそもコーヒー豆に熟成という概念があること自体知りませんでした。
ネスプレッソ初のエイジド・コーヒーその魅力に迫ってみたいと思います。
エイジド・コーヒーとは
今回ネスプレッソが数量限定で出してきた『エイジド・コーヒー』
あまり聞きなれない単語ですが、いったいどのような物なのでしょうか?
コーヒーに関しては素人な私ですが、ちょっと調べてみました。
アカネ科の常緑樹、和名は「コーヒーノキ」から取れるコーヒー豆は、収穫された生豆の時期によって、呼び方が変わるようです。
その年に収穫された新しい生豆を「ニュークロップ」
収穫から数ヶ月~十数ヶ月程度の生豆を「カレントクロップ」
収穫から1年~2年程度の生豆を「パーストクロップ」
収穫から3年程度以上経過した生豆を「オールドクロップ」と言います。
オールドクロップ(コーヒーの熟成)(別サイト)
今回ネスプレッソから発売される『エイジド・コーヒー』は、コロンビアの標高3,700メートル付近にある、時間・酸素量、湿度、光の量や気圧などを徹底して管理する最先端の環境を備えた倉庫で3年間の熟成されています。
つまりエイジド・コーヒーとは、理想的な環境で長期間(概ね3年程度)熟成されたオールド・クロップを使用したコーヒーのことを言います。
エイジドコーヒーで検索すると、必ずスタバの記事がヒットしますが、スターバックスコーヒーの限定ブレンドにも入っていたりするようですね。スタバのエイジドコーヒーは、インドネシア産でシンガポールで熟成された物を使用しているようです。
コーヒー豆は新鮮な物つまりニュークロップの方が良いとされるのが近年の風潮だそうで、コーヒー豆の熟成は積極的に行われていないようです。なにより、熟成させるために理想的な環境を作り出すための設備投資がかなり大変なようです。
熟成酒や、熟成肉のように、熟成させればいい物になるというわけでは無いようですね。
ですが、コーヒー豆によっては、熟成することによって特徴的でユニークな風味を醸しだすものもあるようです。
「セレクション ヴィンテージ 2014」はコロンビアの高地で栽培されたコーヒー豆を厳選し、2014年に収穫したアラビカ種のコーヒー豆100%を使用しています。理想的な環境で熟成されたネスプレッソのエイジドコーヒーは、とても個性的で複雑なフレーバーが混じりあったテイストになっているようです。
ネスプレッソ初のエイジドコーヒー、飲むのがとても楽しみになってきました。
「セレクション ヴィンテージ 2014」について
ネスプレッソの2017年数量限定カプセルコーヒー第1弾として販売されるのが『セレクション ヴィンテージ 2014』です。
コーヒー豆の熟成に最高の条件下で3年の歳月を重ねた、希少価値の高いエイジド・コーヒーを使用し、これまでのネスプレッソには無い新しい味わいを楽しむことが出来ます。
~SELECTION VINTAGE 2014 (セレクション ヴィンテージ 2014)~
■アロマ・味わいの特徴:
木を想わせるエレガントな香りと、フルーティーで華やかな香り、ビロードのようになめらかな口あたりが織りなす複雑な味わい。
■味わいの強さ: 7
(※)味わいの強さとは、ロースティングのレベル(ロースティングから生じる風味の強さ)およびコーヒーのボディと苦みによって決まり、ネスプレッソでは1(弱い)~12(強い)の12段階で表現しています。
■おすすめの楽しみ方:
この贅沢なコーヒー体験を存分にお楽しみいただくために、エスプレッソ(40ml)、ブラックでお召し上がりいただくことをおすすめします。
■発売日: 2017年3月1日(水)
■価格: 1本10カプセル入り 本体価格 963円 税込価格 1,040円
早速注文してみました。
ネスプレッソブティックで買えば、1本から購入できるのですが、地方に住んでいるため通販しか購入方法がありません。
しかも通販での購入は5本(50カプセル)からしか購入することができません。自分のように毎日飲むわけではなく、時々の贅沢に飲みたいと思っているような人には、1本消費するのにもそれなりに時間を使います。だって勿体無いんですもの。
通販でも1本づつ購入できるようにして欲しいものです。
まだグランクリュがそれなりに残っているので、どれと組み合わせて買おうか悩みました。セレクションビンテージ2014を5本買おうかとも思いましたが、自分好みでなかった時が怖いので、グランクリュがセットになっているものがいいかと思います。
ちなみにこのセット、セットだから安いというわけではありません。一見セットでお得なのかと思いましたが、お高い商売しますねネスプレッソさん。
まぁ箱がセレクションビンテージ用になっているのでいいかもしれません。
と、カートに入れたところで、嫁さんから『デカフェのカプセルが欲しい』といわれてしまったため、結局セレクションヴィンテージ2017を4本とヴォリュート・デカフェを1本注文することにしました。(結局4本も買ってるじゃん)
当日の17時までに注文すると、翌日に到着します(一部地区除く)
送料は15本以上買わないと無料になりません。15本も買わないよネスプレッソさん・・・。
翌日届きました。
翌日の14時前には到着しました。クロネコヤマトさんお疲れ様です。
早速開封してみます。
グランクリュの箱とは違って、ザラザラした加工がされていたり、特別感がありますね。
カプセルはピンクっぽい色でかわいらしい色でした。
早速飲んでみました。気になるお味は?
早速セレクションヴィンテージ2017のテイスティングをしてみました。
公式アイテムでワイングラス風のグラスが売っているので、ワイングラスで飲んでみることにします。
ネスプレッソ公式で売っているリヴィール エスプレッソグラス
ワイングラスをセットして、エスプレッソで抽出します。
カプセルIN。
相変わらず大きな音を立てて抽出しています。
ちょっとイメージを出そうと思って写真を撮ってみましたが、イマイチな写真になってしまいました。センス無し。
というわけで飲んでみた感想です。
香りは思っていたより強くはなく、奥深くにフルーティーな香りを帯びている感じがして上品な香りでした。
味は渋みが強め。木の味がすると言う表現は間違っていないような気がします。
酸味を少し感じますが後に引くような感じはなく、コーヒーのコクの余韻を楽しませてくれます。
これはなかなか美味しい。熟成するとなんとなく苦渋が強くなるイメージを持っていましたが、突出して苦渋が出ているわけではなく、奥深さを演出しているように思えます。
なかなかやります。セレクションビンテージ2014。おすすめです。
おわりに
ネスプレッソ初の数量限定エイジド・コーヒー「セレクション ヴィンテージ 2014」について書いてみました。
コーヒーに詳しくは無いですが、日本酒の利き酒で鍛えた舌には十分美味しく感じられる味でした。オススメできると思います。
数量限定で、どの程度ネスプレッソが販売する予定なのかはわかりませんが、飲んでみたい人は早めに購入しておいたほうがいいかもしれません。
エイジドコーヒーに関しては、ネスプレッソで理想的な熟成環境を構築していることから、今後も新しい展開がありそうです。とても楽しみですね。
今後も期間限定のフレーバー等を出してくると思うので、その都度レポートしていきたいと思います。