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予約した航空券の名義変更や譲渡はできる?できない?覚えておきたい航空券の名義について

2017-01-22

皆さんは航空券の予約を間違って取ってしまった経験ありませんか?

この記事では私が実際に経験した、航空券にまつわる失敗を紹介しています。

 

2月にANAの航空券を予約していました。

プレミアム旅割28の予約を取っていたのですが、実は間違った日付を予約していたことが判明。

 

これはまずい。予約の変更は出来なかったはずだから、キャンセルして払い戻すしかないのか・・・。

 

ここで航空券に関して無知な私はある案を思いつきます。(今となっては恥ずかしい限り)

自分が乗れないなら、代わりに嫁さんに乗ってもらおう。

まず私が取った行動は、予約変更ができるか航空会社のデスクに確認の電話

善は急げとANAカードデスクに搭乗者の変更をしてもらおうと電話しました。

 

3分ほどしてようやく繋がる。

 

私『すみません、予約の変更について伺いたいのですが』

デスク『どういった内容でしょうか?』

私『搭乗者の変更をお願いしたいのですが、可能ですか?』

デスク『お客様、搭乗者の変更はいかなる時もお受けしておりません・・・。

私『そ、そうなんですね。変更したいのは自分の妻なんですけど、それでもダメなんですよね?』

デスク『はい。一度予約された搭乗券の名義変更をすることはできません。別の人が乗りたい場合は、一度払い戻しをしていただいた後に、新しく搭乗予約をしていただく形になります。』

私『わかりました・・・。ありがとうございました。』

 

なんということでしょう、搭乗者の変更はできないということを今この場で知ってしまいました。恥ずかしい!

航空券の搭乗者の変更はできない

実は私は航空券の搭乗者の変更が可能なものだと思っていました。

 

正確には、購入する運賃によって名義変更できるできないが決まる物だと思っていたのです。(旅割:できない 普通運賃:できる こんな感じだと思っていた)

 

結論として搭乗者の変更はできません。もちろん譲渡もできません。(どの航空会社も基本的にできません)

ANAのホームページより引用

航空券のご使用について

・航空券の名義変更はできません。

・航空券は第三者に譲渡することはできません。インターネットのオークション等で譲渡が行われても名義人以外にはご利用いただけませんのでご注意ください。なお、不正搭乗が発覚した場合には、所定の違約金を申し受けるか、状況によっては法的手段を講じることも含め対処いたします。
※ご搭乗者が変更になる場合は、一旦払い戻しのうえ新たに航空券をご購入いただくことになります。

JALのホームページから引用

航空券のご使用について

・航空券ならびにeチケットお客さま控は、紙面に記載されたお客さまのみがご使用になれます。

・ご搭乗者が変更になる場合には、一旦払い戻しのうえ、新たに航空券をご購入ください。

・航空券は第三者に譲渡することはできません。インターネットのオークション等で譲渡が行われても、航空券券面上に記載されたお客さま以外の方にはご使用いただけません。

・不正搭乗が発覚した場合には、所定の違約金を申し受けます。

ただし例外もある

搭乗者本人の名義を間違えて入力した場合(軽微なミスの場合)

自分が乗る搭乗券だったのに、名義を間違えて入力してしまった場合、変更が可能な場合があるようです。

あくまで一文字間違えたレベルのようですが。

たとえば、『オオヤマ マキコ』とするところ『オオヤマ マコ』と間違って入力してしまったとしましょう。

この場合は、すぐに予約した航空会社へ問い合わせてください。訂正に対応してくれる可能性があります。(あくまで可能性です)

しかし、原則的に名義間違いは変更ができない場合のほうが多いようですので、ダメ元でお願いしてみるといでしょう。

予約をしてすぐに気がついて電話した場合であれば、対応してもらえる可能性は高いかもしれません。

ジェットスターは手数料を払えば名義変更が出来る

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他の航空会社は、名義変更は払い戻すしか方法は無いようですが、ジェットスターは手数料を支払うことで名義変更が可能なようです。

ジェットスターのホームページより引用

ご予約の変更/取消/払い戻し

航空券の名義変更
規定の変更手数料をお支払いいただくことにより、コールセンターにて、名義の変更が可能です。ウェブサイトでは変更ができません。

予約時と変更時で運賃差額が発生する場合は、差額をいただきます。変更時の運賃が予約時の運賃を下回る場合でも、払い戻しはございません。

変更は全旅程に対して行われ、一部区間のみの変更はできません。搭乗者氏名・タイトルを間違って入力された場合も、速やかにコールセンターまでご連絡いただきますようお願いいたします。

変更手数料の詳細については、ウェブサイトの手数料一覧よりご確認ください。

そもそもジェットスターを使う機会の無い人には無縁の話ですが・・・・。

そもそもなぜ航空券の名義変更ができないのか?

何かしらの法的な理由があるのかもしれないと、航空法を調べてみましたが、弁護士でもない私にはこれという法的な理由は見つけられませんでした。

航空法を見た中でこれが当てはまるのではないかという条文は見つけました。

【航空法】

(輸送の安全性の向上)
第百三条  本邦航空運送事業者は、輸送の安全の確保が最も重要であることを自覚し、絶えず輸送の安全性の向上に努めなければならない。

本人名義でなければいけない最大の理由は、安全確保にあると考えられます。名義変更によって、搭乗するはずであった人と違う人が乗るリスクを減らすために名義変更を原則認めていないと思われます。そのことから、この条文が名義変更ができない理由に繋がると考えます。

【航空法】

(安全管理規程等)
第百三条の二  本邦航空運送事業者(その事業の規模が国土交通省令で定める規模未満であるものを除く。以下この条において同じ。)は、安全管理規程を定め、国土交通省令で定めるところにより、国土交通大臣に届け出なければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。

各航空会社は安全管理規定を定めなければいけないと決められています。この安全管理規定の中にも本人確認等の言及があるのではないかと考えられます。

 

また、IATA(国際航空運送協会)では、航空券の譲渡を禁止しています。本人確認をする上で、人物の特定は重要になりますので、名義変更に制限をかけているのかもしれません。

 

各航空会社の規約等を読んでみましたが、搭乗者の名義変更はできませんと書かれているのみで、名義変更ができない明確な答えは見つけられませんでした。

国際線のチェックはもっと厳しい

国際線の名義のチェックはもっと厳しいようです。

 

たとえスペルを一つ間違えていたとしても、搭乗できない事態になります。

なぜ国際線がそんなに厳しいのでしょうか?

 

それは入国審査があるからだと思われます。

 

パスポートの名義と一致しなければ、入国審査を通ることはまずできません。そのことから、航空会社でも名義の確認には細心の注意を払っているものと思われます。

国際線の名義は、特に入念にチェックをしてから購入するようにしましょう。

搭乗券の名義を間違ってしまった場合の対応

今回、私の場合は自分の航空券を誰かに譲渡できるのか?という疑問でしたが、それは出来ないことがわかりました。

これと同じような状況で、搭乗券の名義を間違えてしまった場合、どのように対応すればいいのでしょう。

払い戻しをして、新しく予約を取り直す

基本的には航空券の払い戻しをしなければなりません。運賃によっては、払い戻し手数料のほかにキャンセル料がかかりますので、早ければ早いほうが手数料も少なく済みます。

キャンセルした後に、正しい名義で予約を取り直しましょう。

ANAのキャンセル手数料一覧

航空券の払戻手数料・取消手数料について|ご予約/旅の計画|国内線航空券予約・空席照会|ANA

JALのキャンセル手数料一覧

JAL国内線 - 航空券の払戻手数料・取消手数料について

 

ただし、出発直前で気がついてしまった場合、普通に航空会社から予約をすると高い値段で予約をし直さなければいけなくなる場合があります。

 

格安航空券販売サイトで取り直す

直前で気がついてしまったりした場合、どうしても航空券の料金は高くなってしまいます。そんな時は、格安航空券を販売しているサイトで安い航空券が無いか調べてみるのがオススメです。

航空会社の航空券を一括で比較してくれる格安航空券比較サイトを利用してみると、直前の予約でも安く航空券を購入することができます。

 

■ネットで安い航空券探すなら!エアトリ

本人の名義を間違えた場合はダメ元で予約デスクに電話を

本人以外の名義を間違えてしまった場合は難しいと思いますが、本人の名前を間違えてしまった場合は、予約デスクに電話することで対応してもらえる可能性があります。

予約をして間違いに気が付くのが早ければ早いほど対応してもらえる可能性が上がります。

予約直後に間違いの電話を入れたところ、対応してもらえたとの情報もあります。

ダメ元で電話してみることをオススメします。

もったいないのでそのまま乗る(名義があっている場合に限る)

他の人の名前で予約を取るはずが、間違って自分の名前で予約してしまった場合等はキャンセル料がもったいないので、そのまま乗るという選択肢もあります。

ただし、名義に間違いが無い場合のみです

名義が間違っている搭乗券で飛行機に乗った場合、保障を受けられない上に、罰金が取られる場合があります

たとえ一文字でも間違っている航空券で乗ろうとするのはやめましょう。

 

また、間違っても他人に航空券を譲渡してはいけません。IATA(国際航空運送協会)では、航空券の譲渡を禁止しています。

 

もちろん誰かに成りすまして他人名義で飛行機に乗ることもできません。完全に犯罪行為です。

間違って予約してしまった航空券についてまとめ

航空券の搭乗者の名義変更は基本的にできません。

航空券の予約をするときは、日程も含め、慎重に行うようにしましょう。

 

ちょっとした手違いだけで、払い戻さなければならなくなってしまうのはもったいないです。

航空券の取り消しは、キャンセル料がかかります。

 

少しでもキャンセル料を抑えるためにはできるだけ早く間違いに気が付くことが大事です。

 

また、できるだけ早く気が付かなければ、最悪希望する便に乗れないこともあり得ます。搭乗直前に気が付いて、新しく買い直そうとしても便が満席であったりすると最悪です。

間違いがないかしっかりとチェックするようにしましょう。間違いに気が付くのは早ければ早いほどいいです。

 

軽微な間違いは変更が可能な場合もありますので、一度航空会社に問い合わせてみましょう。もし変更が出来ればラッキー程度でいいんです。

私も、日程含め、搭乗券の名義には十分注意したいと思います。

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