マイルを貯めてタダで飛行機に乗る方法

北陸新幹線 E7系・W7系「かがやき・はくたか」のグランクラスを徹底解説!座席やサービスについて。

2017-02-25

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長野県に行く用事があり、行きは車、帰りは新幹線と飛行機というハイブリッドな行程でした。

 

ふと、以前新幹線にグリーン車よりもいい席ができたとテレビでやっていたのを思い出します。

そうです。グランクラスです。あのグランクラスです(どのグランクラスだよ)

 

新幹線なんてほとんど乗る機会が無いので、発券するだけで手間取ったりしていたのですが、今回せっかくなのでグランクラスに座席をアップグレードしてみることにしました。(アップグレードという表現はちょっと違うかもしれない)

グランクラスとは

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グランクラスとは、JR各社(JR東日本、JR西日本、JR北海道)の一部新幹線に新設された、新幹線のファーストクラスという位置づけの車両のことを言います。

 

2011年3月5日、東京駅 - 新青森駅間で運行されるE5系「はやぶさ」にて営業を開始し、現在は北海道新幹線、東北新幹線、北陸新幹線で運行されています。

詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

Gran Class | meets新幹線 | JR東日本

グランクラス - Wikipedia

グランクラスクラブ|北陸・東北・北海道新幹線のファーストクラス専門サイト

 

グランクラスの運賃形態

グランクラスに乗ろうと思ったのはいいものの、実際どれくらい追加すればいいのよ?という疑問が浮上しました。

 

あまりにも高すぎれば乗るのはやめようと思っていたのですが、長野ー東京間は思っていたほど高いわけではありませんでした(高いことに変わりはないのです)

 

今回利用した、北陸新幹線はくたかの長野ー東京間の指定席特急券付き乗車券の金額が8,200円です。グランクラスに変更した場合の金額が15,910円でした。その差額7,710円です。

 

ちなみにグリーン車は10,770円です。グリーン車との差額は5,140円ですね。

グランクラスの料金内訳は写真の切符のとおりなのですが、乗車券4,000円、特急券3,680円、グランクラス指定料8,230円となっています。

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このくらいの値段するなら、切符も何か特別な感じなら嬉しいのですが、グランクラスと書かれているだけで他の切符と代わり映えありません。なんか残念。

 

さて、アップグレードと前述しましたが、JRの場合、そもそもアップグレードという概念が無いようで、みどりの窓口でグランクラスに座席を変更しようとしたら、一度予約を取り消してから再度座席を取り直すという形を取っていました。

少し具体的にグランクラスの運賃を見てみましょう。

下記はグランクラス利用料の表になります。(wikiより転載)

JR各社のグランクラス料金表
(2016年3月26日現在。普通車通常期・大人料金)
乗車区間 -100km -200km -300km -700km 701km-
JR東日本・JR西日本管内のみ グランクラス(A) 6,170 7,200 8,230 9,250 10,280
グランクラス(B) 4,120 5,150 6,180 7,200 8,230
JR北海道管内のみ グランクラス(A) 6,420 7,890 -
グランクラス(B) 4,370 5,840 -
JR東日本とJR西日本を相互発着する場合
JR東日本とJR北海道を相互発着する場合(JR東日本所属区間のみ)
グランクラス(A) 5,140 6,170 7,200 8,220 9,250
グランクラス(B) 3,090 4,120 5,150 6,170 7,200
JR東日本とJR北海道を相互発着する場合(JR北海道所属区間のみ) グランクラス(A) 5,390 6,860 -
グランクラス(B) 3,340 4,810 -

普通に表を見ただけではなんのこっちゃ状態ですね。

また、JR東日本とJR西日本を跨いで運航する新幹線の場合等によって加算されるグランクラス利用料が変わってくるようです。ややこしい。

基本的には乗車する距離によって金額が変わってくるということを覚えておけば大丈夫かと思います。

また、グリーン車とグランクラスの差額はこのようになっています(wikiより転載)

「グランクラス」と「グリーン車」の差額
営業種別 JR東、JR北と西を跨ぐ場合 左記以外
グランクラス(A) 8,220円 5,140円
グランクラス(B) 4,120円 3,090円

なかなか微妙な金額差ですね~。

ちなみに東京ー長野間の新幹線正規料金は下記のとおりです。

北陸新幹線・東京-長野の正規料金
座席 料金
普通車自由席 7.680円
普通車指定席 8,200円
グリーン車 10,770円
グランクラス(シートのみ) 13,860円
グランクラス 15,910円

グランクラスの切符を取る方法は?

今回グランクラスの切符は『みどりの窓口』を利用して購入しました。

どうやら自動券売機でもグランクラスの切符は買うことが出来るようです。

事前に普通の指定席を購入していたため、アップグレードできるのか確認したかったため、みどりの窓口を利用しました。

みどりの窓口で駅員さんに『グランクラスに変更できますか?』と聞いたところ、最初は差額だけで大丈夫のような話をしていましたが、結局は一度切符を払い戻して、新しくグランクラスで切符を取り直す形となったようです。

航空会社のようにアップグレードという概念は無いようなんですね~。普段新幹線にも乗らないので、勉強になりました。

あ、ちなみに空席がいっぱいあって普通に取れました。

グランクラスを安く乗る方法はある?

グランクラスを安く乗る方法が無いか一応調べて見ました。できることなら割引価格で乗りたいですよね。

えきねっとトクだ値は設定なし

新幹線の早割りなどがある『えきねっとトクだ値』にはグランクラスの設定は無いようでした。

モバイルSuica特急券「モバトク」

モバイルSuica特急券「モバトク」では特急券より安くなるようで、金額を調べてみました。

なんと280円安くなるようです!

・・・(´∀`)

一番安いのは株主優待券

一番安く乗る方法としては、JRの株主優待券を利用する方法かもしれません。乗車券が40%割り引かれますので、実質的に安く乗ることができます。

早割り等が利かないグランクラスはほぼ正規料金でしか乗れないようですね。JRも飛行機みたいなセール運賃とかあればもっと乗る人増えると思うんですがね~。

 

それではグランクラスの乗車レビューをお送りしたいと思います!

 

実際に北陸新幹線はくたかのグランクラスへ乗ってみました!

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今回乗ったのは、北陸新幹線の「はくたか」

北陸新幹線で運用しているE7系・W7系にはすべてグランクラスがありますが、「かがやき」「はくたか」「あさま」のみでグランクラスを利用できます。

金沢ー富山間で運行しているの「つるぎ」でグランクラスは利用できません。

また「あさま」や、一部の運行区間が短い「はくたか(金沢-長野)」は軽食やドリンクといったアテンダントが行うサービスは利用できませんが、シートだけを利用することはできます。値段ほとんど変わらないでちょっと損した気分になりますね。

「かがやき」「はくたか」「あさま」「つるぎ」はすべてE7系・W7系という同じ車両を使用しています。

 

というわけで、グランクラス乗車報告です。

 

新幹線乗り場で自分以外グランクラスに乗る人が居ないホームで待ちます。お隣11号車はグリーン席となっていて、たくさんの人が待っていました。やっぱりグリーン席が人気なんですね。

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乗車するはくたかが来る前に、あさまが到着しました。E7系の新幹線かっこいいですね~。

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ようやく乗車するはくたかが到着。ゆっくり車両の写真を撮りたかったのですが、莫大な荷物を抱えていて、出発まで時間が無かったためホームに入ってくる写真しか撮れませんでした。

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新幹線内に入ると、早速専任アテンダントさんからのご乗車いただきましてありがとうございますのご挨拶がありました。これは初めての人はかなりかしこまってしまうかもしれませんね。

グランクラスは18席ありますが、中はガラガラで、自分を含めて3名が乗車していました。車内の全景は遠慮して撮りませんでした。

2席並んでいる座席と、1つだけの席がありました。1つだけの席を指定しています。今思えば1Aが空いていたので1Aを指定すればよかったと後悔しています(笑)

E7系のグランクラスのシートです。本革製でかなり座り心地がいいです。しかもリクライニング系はすべて電動で、かなりスムーズでした。まるでマッサージチェア。残念ながらマッサージ機能はありません。

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足元には荷物を置くスペースがあります。

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グランクラスのシートを作っているのは川崎重工とトヨタ紡織。トヨタ紡織はレクサスのシートを作っていたりします。

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車内は間接照明が効いていて、落ち着いた高級感のある雰囲気を作り上げています。個人的に結構好きです。

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アメニティのスリッパです。アメニティにしては高級感のある履き心地。(もらって帰りました)

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北陸新幹線はくたかグランクラスの食事やサービス

座席周りの写真をパシャパシャ撮っていると何やら人の気配が・・・。専任アテンダントさんが軽食を持ってきてくれたようです。

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グランクラスの食事のサービスは軽食、飲み物、お菓子、おつまみとなっています。

飲み物は期間限定のスパークリング梅酒を選んでみました。

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軽食はこんな感じです。

ちなみに和食と洋食を選ぶことが出来ます。私は和食を選びました。

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限定のスパークリング梅酒。

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車窓から乾杯。グラスにグランクラスと書かれていてカッコいいです。

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アルコールメニューに日本酒があったのでもちろん飲んでみました。食中酒としてはまぁまぁですね。

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お菓子はグランクラスオリジナルパウンドケーキでした。これ結構美味しいです!f:id:dragontails6885:20170223083033j:plain

トイレに行くついでにデッキの写真を何枚か。

高級感のある和テイストのデザインは個人的にかなり好みです。

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デッキには新聞が置かれています。

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デッキから戻って、メニューを見ていたらこんなことが書かれていました。

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メニューはこんな感じです。

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余談。ANAのプレミアムクラスとの比較

普段は飛行機、特にANAを利用している私。

せっかくなので飛行機のサービスとグランクラスを比較してみようと思います。

(グランクラスはE7系、プレミアムクラスはB787で比較しています)

【シート】

シートピッチ シート幅 リクライニング角度
グランクラス 1300mm 520mm 45度
プレミアムクラス 1450mm 550mm 160度

項目としては、プレミアムプラスの方が勝っています。シートに付随する設備もほぼ同等です。グランクラス、B787はどちらも電動リクライニングです。

シートの乗り心地はグランクラスの方が勝っていると思いました。良くできているシートだと思います。

グランクラスのリクライニング角度はプレミアムクラスほど深くはありません。B787ではほぼフラットになるまでリクライニングできます。

グランクラス、B787ともにリクライニングは、後ろの人を気にしないでリクライニングできるので、気を遣わなくていいので楽ですね。

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どちらもリクライニングしても後ろの席に影響しない作りになっている

【機内サービス】

グランクラス

Gran Class | meets新幹線 | JR東日本

ANAプレミアムクラス

国内線サービス~プレミアムクラス~ |Service & Info[国内線]|ANA

食事、飲み物に関してはプレミアムクラスの圧勝です。食事系のサービスは航空会社の得意とするところでしょうから、当然といえば当然かもしれません。新幹線は駅弁がありますからね~。でも、結構いい値段取ってるんだから、グランクラスはもっといい物出すべき。これからグレードアップすることに期待したいです。

アメニティはグランクラスの方がいい物を使っているように感じました。質感も良かったです。ANAのプレミアムクラスのスリッパはちょっとショボく感じてしまいます。

専任アテンダントさんについて

グランクラスには専任アテンダントさんが乗車しています。たぶん2人乗ってます。人数によっては増えたりするのかな?

プレミアムクラスを担当するCAさんは2~3人ほどでしょうか。

グランクラスも、プレミアムクラスも、席に座った時に挨拶に来てくれます。

グランクラスの専任アテンダントさんは座席のコールボタンを押さない限りは、ほとんど来ることはありませんでした。そういう風に決められているのかもしれませんが、この辺の気配りは圧倒的に航空会社のCAさんが上だと思います。

こちらの動作を視線だけで察知するスキルを持ったCAさんはさすがとしか言いようがありません。

その他

普段新幹線に乗らない分、グランクラスは新鮮に感じました。乗っている時間と、サービスを考えれば、長野ー東京間が+8,000円弱で乗れるのはなかなか魅力的かもしれません。食事も出て、お酒もたくさん飲めますので。酒飲み的視点で申し訳ないですが(笑)

プレミアムクラスは当日アップグレードであれば9,000円。プレミアム旅割28で取ればそれより安い差額で乗ることもできます。グランクラスは早割り的なサービスが無いようなので、金銭的な面も、サービス的な面もプレミアムクラスに軍配が上がると思います。

ただ、グリーン車がほぼ満席で、グランクラスがガラガラだったのは、新幹線文化にそこまで手厚いサービスが求められていないのかなぁなんて感じました。

まとめ

初めて新幹線のグランクラスに乗車しました。高級感あふれる車内と、サービスは新幹線のファーストクラスの名に恥じないと思います。

金銭的な面で折り合えば、また乗りたいなぁと思いました。新幹線は乗っている時間も長いですからね。ゆったりした車内で専任アテンダントさんのサービスを受けられるのは良いものですよ。

ぜひ北陸新幹線を利用する際は、グランクラスを一度は体感してみてください!

ではでは。

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