SFC修行でシンガポールへ旅行に行った際、とんでもない大失態を起こしてしまいました。
バスの中に荷物を忘れてしまったのです。
シンガポール滞在中に荷物の所在を見つけることもできず、消沈したまま帰国しました。
現地でのやりとりや、帰国後の対応については、こちらの記事に書いています。
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海外旅行中、バスの中に荷物を忘れてしまった時に、私が取った方法【戻ってきました!】
先日シンガポールへSFC修行に行った時、とんでもないことをやらかしてしまいました。 バスの中に荷物を忘れてしまったのです。 うわぁぁぁぁ。バスに忘れ物したorz 絶望的。・゜・(ノД`)・゜・。 — ...
そして
ついに
私の
iPad達が
戻って参りました!!!
海外で忘れ物をして戻ってくるなんてまさに奇跡です。
このiPadが海を渡って手元に戻ってくるまでの物語をどうぞお楽しみください。
戻ってくるまでの経緯 iPad救出ミッション
JCBプラザラウンジとのやり取りの結果、バスを運行しているタワートランジットバス社に忘れた荷物が回収されていることが発覚しました。この時点でかなり奇跡です。シンガポールのとても親切な人が運転手さんに届けてくれたのかもしれません。
よく手癖の悪い人に見つからなかった物です。届けてくれた人がわかるなら直接会ってお礼したいくらいです。
荷物のある場所はわかりました。しかしここから苦難が続きます。
まず連絡を取るために、バス会社のメールアドレスと、荷物の問い合わせ番号をJCBプラザラウンジから伝えられます。
荷物を受け取りに行って、日本に送ってくるれるようなサービスまでは行っていないそうなので、後は自分で何とかしてくれということでした。見つけてくれただけ良しとしたいと思います。
私、自慢ではありませんが英語がまったくといっていいほどできません。
こんな時はGoogle翻訳の出番です。
最初に送ったメールはこんな感じ。
To Towertransit
My name is ○○○○.
I live in Japan.
When I went on a trip to Singapore the other day, I forgot my baggage in the bus. It is Miffy's tote bag.
Its contents are "iPad" and "book".I think that there was an inquiry from the company called JCB Plaza. I received a message saying that my package was found and mailed it.
The baggage inquiry number is "○○○○○".
Could you tell me how to proceed in the future?
Thank you.
はたして、正しい文法ができているか自分で理解できていないメール内容でちゃんと伝わっているのか不安になりながら送信しました。
すると、すぐに返信がありました。
メールの内容を要約すると『うちのバス会社はこの時間までやってるから、営業時間内に電話頂戴ね!』って感じでした。
すぐに『英語話せないからメールでやり取りさせてくださいごめんなさい』と送り返してやりました。誰でも英語できると思うなよコンチキショー!
かれこれやり取りすること15回。なかなか意思疎通も上手く行かず、iPad救出作戦に暗雲が立ち込めます。
なんとかして国際宅急便で日本に送ることができないか翻訳したメール文でやり取りを続けます。
しかしここで大きな問題が2つ発生します。
- 国際宅急便で着払いの発送ができないこと
- iPadの発送が限りなく難しいこと
国際宅急便での発送は、限りなく不可能となりました。
国際宅急便は制限が多い
国際宅急便で着払いを取り扱っているのは、FedExだけでした。日本郵便、ヤマト運輸、DHL、UPSに直接問い合わせをしてみましたが、着払いは取り扱っていないとのことです。
しかし、最大の問題はiPadに内蔵されているリチウム電池が、国際規則で運送に制限がかけられているという点です。
問い合わせをしたほとんどの運送会社で、シンガポールからiPadを発送することはできないとの回答でした。
FedExだけが発送は可能だったのですが、指定された梱包方法で発送することが必要で、しかも着払いはできないとのことでした。この時点でほぼ詰みました。
やはり自分でもう一度シンガポールへ行って直接受け取ってくるしかないのか・・・。
救世主現る。
ここに救世主が現れます。
Twitterで荷物を忘れたことをつぶやいていたのですが、Twitterで相互フォローさせていただいていたgreenさんから、リプライをいただきました。
月末SINへ行くので、コンラッドに届けてもらえるなら持って帰ってきますが…
— green@HNTリーダー (@green73kt) 2017年3月17日
なんと、シンガポールに月末行くので、ホテルで受け取りができるならピックアップ可能との申し出が!
すぐにDMさせてもらい、ぜひよろしくお願いします!と、藁にもすがる思いでお願いをしました。他にも何人かの方にお声掛けをいただいていて、本当にありがたかったです。
シンガポールで直接受け渡しができるようにバス会社と連絡を取る方向に方向転換しました。
メールでのやり取りを続けて、greenさんが宿泊するコンラッドシンガポールホテルに直接届けてもらえるような運びとなりました。iPad救出に大きく前進です。
ついに運命の日
そしていよいよ運命の日です。タワートランジット社のメールを担当してくれた方は、とても親切で、不安はありませんでした。きっと時間通りにホテルへ荷物を持ってきてくれると思っていました。
そしてこのツイートがタイムラインに流れます。
ミッションコンプリート(謎) pic.twitter.com/BWAMa4Nl9F
— green@HNTリーダー (@green73kt) 2017年3月31日
iPadがgreenさんの手に渡りました!!!
この感動をなんと表せばいいでしょう!とにかく嬉しい!
無事受け渡しが完了したようで、本当に良かったです。greenさんにはお手数をおかけしましたが、忘れ物を持ってきてくれたバス会社の方に日本のお土産を渡していただきました。(白い恋人)喜んでくれていたようでよかったです。
もしまたシンガポールに行って、バス会社の方に直接お会いできるようならお礼をしたいと考えたりしていますが、なかなか難しいかもしれません。とても親切に親身になって対応してくれた方なので、お礼の品を渡すことができてよかったです。
受け取ったiPad達は、帰国後に宅急便で送ってもらうこととなりました。
お帰りなさい、iPad
greenさんが帰国して、すぐに宅急便で送ってくれました。
その次の日、シンガポールからiPadたちが帰ってきてくれました!
シンガポールから無事帰ってきてくれましたヽ(;▽;)ノ
greenさんありがとうございました!! pic.twitter.com/qzsxyEbh4N— やっさん@2017年SFC修行僧解脱済 (@yasublog) 2017年4月3日
長旅お疲れ様。本当に帰ってきてくれるとは、無くした時は正直思ってもいませんでした。わずかな可能性にかけてよかったと思います。
greenさんには本当に感謝しています。ありがとうございました!
海外で荷物をなくした場合の対処について
今回の経験で学んだことは、『まず荷物を無くさないように努力する』これが一番です。
予防が大事ですね。海外に行くと気持ちも浮かれがちです。自分は間近で見るマリーナベーサンズに気を取られていたのか、バスに忘れてしまいました。
常に荷物は手放さないように注意しましょう。
それでも忘れてしまった場合、英語のできる人なら警察に届け出たり、忘れた場所に問い合わせをするといいでしょう。英語が話せれば、素早い対応ができると思います。
しかし問題は私のように英語がまったく話せない場合。
私が利用したJCBプラザコールセンターは、海外での緊急の問い合わせに対応してくれますので、ぜひ利用してみてください。
ほかのカード会社でも同じようなサービスがあるので、JCB以外でも対応はできるかと思います。
大事なのは、忘れたと気づいたら、できるだけ早く行動すること。
お国柄、治安の悪いところだったりすると、返ってくる可能性が低い場合のほうが多いと思います。今回、シンガポールという比較的治安の良い国であったため、バス会社の忘れ物集積場に届いたという形ですが、奇跡に近いと思います。
それでも、諦めずに行動してみれば、なんとかなるかもしれませんよ?
Twitterに助けられた
今回は、SNSで繋がっている人に助けられました。直接会ったこともありませんし、Twitter上でも時々やり取りがあった程度だと思います。
それでもこのような素晴らしい対応をしてくださったgreenさんには本当に感謝しています。タイムラインを追っても、いい人そうだったのと、もうこれに賭けるしかないという思いがありました。
あったことの無い人とこのような荷物のやり取りをするのは若干リスクはあると思います。相手を信用していても、実は・・・。なんてことが無いとは言い切れません。
それでも、私はgreenさんを信用してお願いをしました。結果、無事に手元に帰ってきています。信用して本当によかったと思います。心から感謝申し上げます。
Twitterであったいい話。もしあったらぜひ寄稿したいですね。
おわりに
海外で忘れ物はしてはいけません。非常に苦労します(笑)
今回は大きなバス会社に拾われていたため、無事保護されていたのが幸いでした。
そして、忘れ物が海を渡ることができたのは、Twitterを通して、この繋がりがあるからだと身を持って体感しております。
SNSでも、いい繋がりがあると良いことがありますね。陸マイラーやってて良かったと思います。
そもそも陸マイラーやってなければ事が起こることも無かったかもしれませんが(笑)
もし海外で荷物を無くされた方は、私のように戻ってくる可能性もありますので、諦めずに対応をしてみてください。SNSをやっている人は、仲間に頼ってみるといいことがあるかもしれません。
関わってくれた皆さんありがとうございました!